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東京・上野のハプニングバーを摘発 48人の男女が酒池肉林?

 警視庁保安課は3月17日までに、客がわいせつな行為をした際に部屋を利用させたとして、公然わいせつほう助容疑で、ハプニングバー「Dark Night(ダークナイト)」(東京都台東区上野5丁目)経営の男(34=同区台東)と、20代の従業員の男女2人を現行犯逮捕した。

 また、裸でわいせつな行為をしていた客の20〜50代の男女7人を公然わいせつ容疑で現行犯逮捕し、服を着てわいせつな行為をしていた2人を書類送検した。

 経営者と従業員の逮捕容疑は、3月15日、不特定多数の男女が他の客に見える状態でわいせつな行為をするため、店内の部屋を利用させるなどし、公然わいせつを助けたとしている。

 警察が踏み込んだのは同日午後3時過ぎだったが、店内には20〜66歳の男性35人、22〜51歳の女性13人の計48人の客がおり、くんずほぐれつ状態の客もいた。

 そもそも、ハプニングバーとはカップルや単独の男女が客同士で、わいせつな行為を見せ合うことを売りにした業態。

 同店はJR御徒町駅からほど近い場所にあり、「日常では表に出せない欲望、願望などを共感し合えるゲストたちが集う場所。一歩踏み出してみると、すぐに居心地の良い空間に変わるでしょう」をうたい文句に、インターネットや口コミで客を集めていた。

 11年にオープンした同店は、1日約100万円、4年間で計約14億円を売り上げたとみられている。摘発日は、常連客しか入れない「ダークな日」と呼ばれるイベントデーで、197万円もの売り上げがあった。

 店の入り口は二重扉で、店内は地下1階にバーカウンターがあるオープンスペース、同2階に4室のプレイルームを設置。通常、わいせつな行為はプレイルームで行われていたが、「ダークな日」は特別に店内のどこで行ってもいいことになっていた。

 会員制を敷いており、入会金は男女とも1000円。料金は単独男性が8000円〜1万5000円、カップルが5000〜7000円、単独女性は無料。単独男性は初回に身分証で身元を確認しており、その信頼感からか単独女性客も多かったという。

(蔵元英二)

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