同課によると、全国展開のデリヘル店を一斉に摘発するのは初めてのこと。
調べに対し、容疑を認めている者もいるが、男は「私の店は売春店ではありません」と否認しているという。
男らの逮捕容疑は、昨年5月から10月までの間、池袋店や五反田店など計6店舗において、ホテルやレンタルルームに女性を派遣し、女性従業員7人に売春させたとしている。
数年前から同グループに関しては、「派遣されてきた女性が、インターネットに載っていた写真と全く似ていない」などといった苦情が相次いでおり、元従業員女性から「過激なサービスを強要された」との情報提供があり、1月17日に10店舗を家宅捜索していた。
同グループは池袋に総本店を置き、東京を始め、埼玉、千葉、神奈川、栃木、北海道、青森、宮城、山形、福島、愛知、静岡、長野、新潟、大阪、兵庫、岡山、広島、愛媛、福岡、大分の21都道府県で65店舗の直営店、フランチャイズ店を全国展開し、年間4億円を売り上げていたとみられる。
勝手に風俗適正マークを作って、ホームページに掲載し、「安心安全の風俗店であることをお約束します」とうたっていた。
料金は30分3900円からと“激安”が売りだったが、一定以上の料金コースでは女性従業員に売春をさせていたという。
(蔵元英二)