貴乃花親方は、25日に協会側に引退届を提出していたが、協会は「退職に必要な退職届ではない」との理由から受理を拒否。そうした事態を受けての対応と言える。しかし、引退届と退職届にはどのような違いがあるのだろうか。
「国際弁護士の八代英輝氏が『ひるおび』(TBS系)に出演した際、『退職は法律的には自己都合退社になるので、二度と退社の理由は争えないが、引退は強制されて居場所を失ってその場を去るということでもあるため、後日、去る理由について争うことができる』と分析していました。となると、協会側としてはどうしても“自己都合で退職”という形が欲しかったのでしょう。貴乃花親方が協会にとって不利なことを握っていて、再び争うのではないかと疑ったのかもしれませんね」(芸能記者)
しかし一方で、貴乃花親方と親交のある元関脇の貴闘力さんは『あさチャン!』(TBS系)に出演した際、貴乃花親方と電話で話したことを明かし、「本人は辞めるって時点で吹っ切れています」と明言。さらに、「どうなるかわからないですけど、協会を訴えてやろうとか、さらさらないと思いますよ」と、貴乃花親方の心の内を明かしていた。
「貴乃花親方の件で、貴闘力さんは連日、情報番組に出演していますが、『子供を引き合いに出されて協会の人間に脅されたことがある』『協会が貴乃花親方に圧力をかけるというのは日常茶飯事だった』など、協会の闇の部分を暴露しています。貴闘力さんはテレビで発言するということを貴乃花親方に前もって断りを入れ、貴乃花親方も『どうぞ、どうぞ』と了承していたそうですが、ネット上では『貴闘力さん頑張れ』という声も多く広がっています」(前出・同)
現在、日本相撲協会のTwitterには多くの批判的な声が集まっている。まだまだ事態は収束しそうにない。