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30周年 チルド弁当の先駆者=スリーエフさんを食す

 スリーエフのホットフードメニューは、他社と違い油で揚げていないのをご存知だろうか。

 現在30周年ということでくいチキン棒(100円)が復刻しているが、ピリ辛の皮とジューシーな鶏肉のマッチングが、なんともいえないまさに癖になるうまさ。

 「独自に開発・改良を加えているオーブンでこんがり焼き上げるのでヘルシーですよ。店員の後ろを覗いていただくとフライヤーがないのがスリーエフの特徴です。ほかにおススメは、焼き鳥! 工場で炭火で焼いたものを、オーブンで焼き上げるので、手軽に居酒屋の炭火焼き鳥の味を楽しめます」(広報氏)

 筆者は、これと竜田揚げ棒を4時間以上ビジネスカバンに入れて持ち歩くことになったのだが、肉汁こそ多少漏れたものの、油があまり出ないためレジ袋の中にすべての汚れがとどまってくれた。

 いっぽう、スリーエフのチルド弁当は、三ツ星弁当というブランド名がついている。他社に先駆けて平成7年に発売されたチルド弁当は、実はこだわりの商品なのだ。

 「店舗に入ったら、棚の左上の温度計で5℃を保っている場所に陳列されたお弁当を見てください。これが、チルド弁当。常温弁当と製造から管理する温度帯が異なり、サラダや惣菜と同じなので、野菜の素材や食感を活かしたり、豆腐など水分の多い食材も使えるので、見た目と味にこだわった、メニューが作れます。コンセプトはまさに本物の味」(同氏)

 チルド弁当新製品の半日分の野菜が摂れる肉野菜炒め弁当も、キャベツやニラ、きのこの食感がしっかりと残っている。
 「チルドだからこそ、とろーりとしたオムライスを実現できるのです」

 さらに、30周年のシールが貼ってある復刻商品は、おにぎり、弁当、パンなどなど各ジャンルにまたがり、かつての人気商品を順次復刻発売している。
 9月7日発売の<網焼きグリルハンバーグ弁当>など今後も続々登場する。水曜日の新商品の日にはあっという間に入れ替わってしまっていることもあり(くいチキン棒はしばらく続くそうだ)、こちら復刻商品もぜひお見逃し無く。

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