岡村は「一回やってしまった人は、『よほど強い意思がないとやめられません』というけど、そもそも意思が弱いからやってしまうんじゃないの」と持論を述べた。
さらに、岡村はタレント時代の田代容疑者から、「ようエロビデオをもらいました。紙袋にいっぱい詰めたエロビデオ」と思い出を語った。また、初共演はナイナイがレギュラー出演していた『ジャングルTV 〜タモリの法則〜』(TBS系)に田代容疑者がゲストで来た場であった。
それまでの岡村にとって田代容疑者は、志村けんと『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)で共演している人といったイメージであり、志村ファンの岡村は「何なら自分の方が志村さん好きやぞ」といった対抗意識もあったようだ。
収録の場で田代容疑者は「とにかく数打ちはる。こんなにバッターボックスに立つのかというくらい、すごいボケる」勢いだった。「もちろんスベることもある。自分なんかは一回ミスしたら(スベるのが怖くて)なかなか次のバッターボックスに立てないけれど田代さんは関係ない」と、積極的な姿勢を語った。
後にオンエアを見ると、当然ながらスベった部分はカットされ、ウケた部分が繋がれているので、ものすごく面白い人に見える。岡村は「こういうことなのかと驚いた。この人こんなにすごいのかと。もしかしたら、おクスリの力使ってバッターボックス立ってはったのかもわからへんけど、田代まさしってすごいな」と思ったと、当時の記憶を語った。
こうしたエピソードから窺い知れるのは田代容疑者の生真面目な一面であろう。笑いに対して厳しいことで知られる志村に、一時期は寵愛されていたのもうなずける話である。ネット上でも「岡村さんの話聞いて、全盛期のマーシー思い出したわ。懐かしい」「クスリさえやならなければ、きちんとした人だったんだな」といった声が聞かれた。岡村も田代容疑者の逮捕に驚くとともに、残念がっている様子だった。