作家の橋口いくよは、シャネルズ時代から田代容疑者のファンだったといい、「最近は捕まることの方がスタンダードになってしまって、違和感がなくなっている。それが悲しいこと」と嘆いた。湯山玲子も最近の田代容疑者の活動に触れ、「YouTubeとかで薬物の怖さとかを訴えていたのに、本当にやめるのは難しいんだな」と話していた。こうした声はネットでも聞かれ、「何年ぶり何回目っていうのが恒例になっているよな」「ここまでしてやめられないのかと逆に驚く」といった声が聞かれた。
さらに、遠野なぎこは「居場所がなかったっていうのがあるんでしょうね」と、田代容疑者の境遇に対して同情を寄せながらも、「捕まるのはいいことではないのだけれども、個人的にはこういう人がいた方がいいと思う。有名人でさらされて、これだけ依存性が高いものなんですよと知らしめるためにも」と厳しい言葉を向けた。これには、ネット上で「確かに田代容疑者が薬物の怖さを知る教訓にはなりそう」「講演活動とかしていた人が、まさかっていうのはあるよな」といった声が聞かれた。
遠野は電気グルーヴのピエール瀧がコカインで逮捕された時には、「表現者はとても孤独。それでも逃げないで作品を生み出している。こういうもの(薬物)に逃げられるのは悔しい」と涙ながらに訴えたことでも知られる。同じ芸能人という立場にいた田代容疑者に対していろいろと思うところもあるのだろうが、やはり断罪せざるを得ない事件であるのは確かだろう。
ネットでは、何度も間違いを犯してしまう田代容疑者の愚かさを非難するよりも、「ここまで堕ちてもやめられないのか」と薬物の怖さをあらためて知ったという声も多い。皮肉にも田代容疑者は、自らの逮捕でそれを証明してしまったとも言えそうだ。