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スタメン出場激減で立場苦しくなったイチロー

 8月上旬、米ニューヨークの現地メディアが、ヤンキースがイチロー外野手(40)をウエーバー公示にかけたと報じた。

 通常のトレード期限は7月31日で終了したが、ウエーバー公示を経た選手は、8月以降でも他球団との移籍交渉が可能となる。それだけに、がぜんイチローの去就に注目が集まっている。

 そんななか、ヤンキース内でのイチローの扱いに変化が生じている。ウエーバー公示されたと報じられた当初は、移籍交渉を意識してか、スタメンで起用されることが多かったが、ここに来て、ベンチを温める機会が極端に多くなった。

 8月11日(日本時間12日)のインディアンス戦以降、イチローは5戦連続でベンチスタートとなり、出場機会は守備固めのみで、1打席も与えてもらえなかった。

 その間、本来、イチローが守る右翼には、ふだん指名打者を務めているカルロス・ベルトラン外野手(37)や、ダイヤモンドバックスから移籍のマーティン・プラード内野手(30)が入った。ここ最近では、プラードを本職の二塁に入れ、ベルトランが右翼、デレク・ジータ−内野手(40)を指名打者に回す布陣も試している。

 右翼のレギュラー候補として獲得したプラードは、20日(同21日)現在、打率.224と低調で、ヤンキースの期待に応えられていない。

 19日(同20日)のアストロズ戦で、6試合ぶりにスタメン出場したイチローは4打数1安打の成績。2戦連続スタメンとなった20日(同21日)のアストロズ戦では4打数2安打で、13日ぶりのマルチ安打を放ち、打席に立った試合では6試合連続安打となった。

 7月は月間打率.224と不振だったイチローだが、8月はここまで、27打数10安打、打率.370と絶好調。シーズン打率は.280で、決して他の外野手に劣るものではない。

 トレード先が見つからないとなると、40歳のイチローが干されてしまうのは目に見えて分かっている。このまま、ベンチウォーマーで埋もれてしまうのは、なんとももどかしいことだが…。
(落合一郎)

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