と、渋谷の古着屋でカーキ色のイメージ通りのやつを偶然見つけた。が、4万円以上の値の割には若干てろてろ(元々裏地があるから、もう少しパリッとしていてもよさそうなものだ、と思った。)で使用感がキツかったのでいったん買うのをやめた。素材がフォーマル感に乏しかったのもその理由である。少し考えてから出直そう、と思った。
…で、まもなく売り切れてしまい、後悔先に立たず、である。(笑)
「基本的に今シーズンのラインナップ以外のものは、買うことが出来ません。また、過去の商品は私たちも入手出来ないんですよ」(その某一流ブランドの店員談)
つまりちょっと前のものを買うには、古着屋で買うしかないのだ。古着屋というのはあらためて、すごくエラい存在なのである。ある老舗古着屋の店長によると、
「私たちの業界は、何万点という在庫を商品番号だけで管理していることが多いんです。ですから、お客様の欲しかった商品が、どのメーカーのどの商品と特定することのお役にも立てないんですよね…。ただ、ネット販売の場合は画像がありますから、その画像を保存しておいていただければそのブランドに精通していて商品を特定出来るような知識のある人がいるかも、というのはひとつの特定の方法ではあるかもしれません」
それでもすぐ買えるわけではないし、やはり古着の一点もので迷ったら、即ゲットが正しいだろう。ましてやフォーマルは古着店の入荷も少ないだろうし…。
いっぽう。
同じ(と思われる)ジャケットの色違いが、各地のアウトレットモールに問い合わせたところいくつかみつかった。数年前の商品だろう、ということだった。
「定価が7万5千円。うちではその商品は、3万8千円でのご提供ですね。確認のため画像をお送りすることも出来ますよ。あとは定期的に御連絡いただければ必ず入荷されることがある商品だと思います」(某アウトレットモール・同ブランド店員)
古着屋より安いではないか。アウトレットモールもやはり、噂どおり相当にエラいのであった。
同じような悩みを抱えてしまった方(笑)へのご参考になれば…。