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リアル“オトナの昼ドラ”の世界…屋根裏部屋に潜んでいたのは、母親の元カレ?

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 “オトナの昼ドラ”として、2017年6月から『屋根裏の恋人』(フジテレビ系)というドラマが放送されていた。同作は、石田ひかり演じる平凡な主婦・衣香の前に、18年前に姿を消した、今井翼さん演じる元恋人・樹が現れ、勝手に衣香の家の屋根裏に住み着くというストーリーだ。当初は樹に嫌悪感を抱く衣香だが、一緒に過ごす時間が増えるにつれ、樹に惹かれていく…というドロドロの恋愛サスペンスで、スリルのある設定と昼ドラらしい愛憎劇や演者の情熱的な演技が、放送ごとに話題となった。

 恋人がいきなり現れ、屋根裏に住み着くなど、いかにもドラマのような話である。しかし、アメリカでは、実際に“リアル屋根裏の恋人”のような出来事が起きた。

 海外ニュースサイト『Daily Mail』と『Oddity Central』は、2019年5月10日、アメリカ・ペンシルベニア州に住む女性の家の屋根裏に、31歳の男が3週間、住み着いていたと報じた。男は女性の元恋人だった。

 記事によると、女性は元恋人が住み着いているとは思いもしなかったが、自分と娘しか住んでいない自宅のトイレの便座が上がっていたり、地下室に見慣れない毛布があることを不審に思っていたという。女性は警察に連絡をしようと考えたが、危害を加えられたわけではないため、連絡できずにいた。

 しかしある日、寝室から騒音が聞こえ、寝室に向かうと元恋人がいたそうだ。元恋人は女性の姿を見るといきなり顔に掴みかかり、殴ろうとしてきたという。女性は元恋人の腕を振り払い、家から飛び出して外に逃げた。隣人に警察を呼ぶよう助けを求めたそうだ。すぐに警察が現場に駆け付け、元恋人はその場で逮捕された。

 女性によると、2人は昔付き合っていたが、元恋人が女性に暴力を振るったため、別れに至ったという。女性は元恋人のDVを警察に相談し、警察は元恋人に対して接近禁止命令を出していた。

 元恋人は女性と別れた後、約2年間ホームレスだったそうで、警察の調べに対し、「ホームレスでいることにうんざりしていて、滞在する場所が欲しかった」と供述しているという。一方、女性は『Daily Mail』の取材に対し、「彼のことが怖くて仕方ない。もう私は、私自身の人生を取り戻すことはできないだろう」と語っている。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「なんて気味が悪いんだ。トラウマになる」「女性がこれから恐怖とともに生きなければならないと思うと不憫すぎる」という女性に対する同情の声や、「元恋人を刑務所に入れてもう一生出すな」「元恋人はどれほどの恐怖を与えているのか自覚すべき」といった元恋人に対する怒りの声が挙がっていた。なお、元恋人の刑期は、2019年5月現在、決定されていない。

 冒頭のドラマ『屋根裏の恋人』では、「別れた後も恋人のことを想い続ける樹(今井翼さん)の行動が切なすぎる」といった感想が視聴者から寄せられていた。しかし、実際に元恋人が屋根裏に住んでいたら、恐怖以外の何物でもない。

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