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強烈に吸盤が吸い付き顔が変形? 人気の動画配信者、タコの“踊り食い”で逆襲に遭い号泣

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画像はイメージです

 YouTubeなどの動画がパソコンやスマホで気軽に見られる現代。衝撃的な動画を見つけると、興味でついつい見てしまう人も多いだろう。海外には、視聴者の好奇心を引くため、危険な行動に出たブロガーがいる。

 海外ニュースサイト『Storypick』と『METRO』は5月8日、中国・江蘇(こうそ)省に住む、自称“シーフード好き”の人気のビデオブロガーの女性が、生きたタコの踊り食いをするチャレンジ動画を撮影して、けがを負ったと報じた。記事によると、女性は2週間前ほど前、中国で人気の動画共有アプリ「快手(kwai)」にストリーミングチャンネルを開設し、着々とユーザーを増やしていたそうだ。

 女性はさらに注目を集めようと、生きたタコ1匹を素手で食べる動画を配信した。しかし女性がタコを口の付近に運ぶと同時にタコの足が女性の顔に吸い付き、顔から離すことができなくなった。YouTubeに公開された動画を見ると、女性がどんなに強い力でタコを引っ張ってもタコは足を顔に絡めて女性の顔から離れず、女性は「なんてひどい顔になっているの」と叫びながら号泣している。タコの足が顔に絡まっている間、目元はえぐれ、鼻も変形している。女性は力ずくでタコを顔から離したが、顔は赤く腫れ、出血も見られた。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「よく食べようと思ったな」「すごいチャレンジ精神」という声も挙がったが、「馬鹿な子」「生きたまま食べられるタコがかわいそう」などと批判的な意見も見受けられた。

 世界には、他にも注目を浴びるために過激な動画を撮影し、危険な目に遭った人たちがいる。

 2017年1月には、アメリカ・カリフォルニア州に住むユーチューバーの男性が、高所からダイビングをするチャレンジ動画を撮影し、失敗して大けがを負った。男性はホテルの屋上からホテル内のプール目がけてダイブする動画を撮影したのだが、プールにダイブできず、プールサイドに落下した。動画では、プールサイドにたたきつけられた際のドンッという大きな音がはっきりと聞こえ、強い直撃だったことが分かる。全治期間は明かされていないが、男性はその後、両足と首をしばらくギプスで固定せざるを得ないほどの大けがだったと自身のYouTubeチャンネルで報告した。

 また2018年8月には、カナダ・アルバータ州に住むユーチューバーの男性が、車のフロントガラスの洗浄液を飲んで痛い目に遭った。男性は、運転しながら水分補給ができるように、本来ならフロントガラス目がけて発射する液を、運転中の自身の口を目がけて発射されるように車を改造。洗浄剤が出る装置からホースを通し、フロントガラスに穴を空けて、穴から液が勢い良く出るようにした。あらかじめ洗浄剤はお茶に入れ替えておいたそうだ。無事に完成し、男性はお茶を飲むことに成功したが、飲み込んですぐに男性は嘔吐。原因は、洗浄剤の中に含まれるメタノールが、お茶の中に残っていたからだそうだ。メタノールは、摂取しすぎると嘔吐や意識レベルの低下などの症状が現れるという。幸いにも男性は重症には至らなかった。

 ビデオブロガーやユーチューバーの中には、より注目を集めてチャンネル登録者数や視聴者数を増やそうと、過激な動画を投稿する者が後を絶たない。実際に行きすぎたチャレンジ動画による事故を受け、今年1月16日にYouTubeのガイドラインが改定され、重大な危険や死亡を招く恐れのあるチャレンジなどが規制された。この規制により、日本では人気ユーチューバーグループが相次いで解散するなどの波紋もあるが、動画の閲覧数よりも、自分の身の安全が一番であることを自覚することも必要だろう。

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