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「金を出せ!」女子中学生が女子高生をリンチ!?【背筋も凍る!女の事件簿】

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画像はイメージです

 今から約20年前の1997年10月、大阪府の某所でにわかには信じられない「女の事件」が発生した。

 ある日の昼、同じ学校に通う高校3年生の女性2人が泣きながら交番へ駆け込んできた。2人の話によると、公園で友人と話していたところ、柄の悪い女の集団が駆け寄ってきて「私は暴走族のメンバーだ」「知り合いに頼んで拉致するぞ」と因縁をつけ、化粧品の入ったカバン(7000円相当)と財布に入っていた500円を奪い、さらに帰りがけに女子高生の腹を一発殴った。女子高生の1人は1週間のけがを負っていた。

 当時は「コギャルブーム」のまっただ中。女子高生の容姿が目立っていたことから、彼女より年上の女子大生が犯人ではないかと警察は推測。公園周辺に焦点を絞って捜査を開始した。

 すると、その日の夜、路上の自転車かごから現金の入ったカバンをひったくったとして4人の女子学生グループが補導された。詳しく事情を聞くと、昼に発生した女子高生襲撃事件もこのグループの仕業と分かったのだが、警察は彼女たちの持っていた生徒手帳を見て驚いた。

 なんと彼女たちは、襲った女子高生グループより4歳も年下の14歳。中学2年生だったのである。

 供述によると、女子高生を襲ったのはお金目当てであり、たまたま公園で力のあまり強くなさそうな同い年くらいの女子グループを見つけて因縁をつけ、現金を奪うことにしたという。相手が年上の女子高生だとは一切気が付かなかったという。

 なお、不良中学生グループは特定の暴走族グル―プに所属したことはなく、「暴走族のメンバーだ」というのはうそであったことも分かった。

 しかし、いくら身長差があまりない女性といえど、4歳も年上の女子高生グループに近付きカツアゲするとは……世紀末に発生した珍しい「女の事件」であった。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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