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アジサイが色づき始める=鎌倉大仏の高徳院

 国宝鎌倉大仏の高徳院(神奈川・鎌倉市)で、アジサイが色づき始めた。高徳院のアジサイは日当たりのあまりよくない場所にあるため、14日はまだ咲き始め。だが、早いものでは、色鮮やかな花を梅雨にぬらしている。

 鎌倉大仏は鎌倉時代の初めに造立が始まった。当初は大仏像を収めていた堂があった。南北朝の争乱を描いた軍記物語『太平記』にも記されている大風などの被害のため、現在は残っていない。大仏像は、鎌倉の山を背にして、アジサイといっしょに、雨にぬれている。

 また、鎌倉大仏は、昨年11月に横浜で開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の閉幕後、オバマ米大統領が訪れた。少年のころにも高徳院に来ていたオバマ米大統領が、その時の思い出を、大仏像よりも「抹茶アイスクリーム」のほうが魅力的だったと笑顔で語る姿や、APEC後に再び訪れた高徳院で抹茶のアイスを食べる場面は、テレビのニュースでも放映された。

 鎌倉といえば、食べ歩きをしながら古都の風情を楽しむスポットとしても知られている。オバマ米大統領が舌鼓を打った抹茶のアイスは、もちろん、大人気。なかには、紫いもと抹茶がミックスされた「あじさいソフトクリーム」もあり、ソフトクリームスタンドの前では、地元の人、観光客、修学旅行生らが列を作っている。なお、「紫いもコロッケ」を手渡してくれた店員は、「食べ歩きをするなら、トンビに気をつけて下さい」と言っていた。

 高徳院のそばには、2500株のアジサイが植えられ、三方を山に囲まれ正面に相模湾を臨む鎌倉の姿が眺望できる長谷寺がある。正月の三が日だけでも200万人以上が訪れる鶴岡八幡宮など、見どころが多い。また、通りから一つ奥の道に入れば古都の面影を残す風景に巡り会うことができる。

 大仏像やアジサイを見たあとは、抹茶アイスを食べながら、古都の街を歩いてみてはいかがだろうか。(竹内みちまろ)

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