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紅白初出場のDAOKOとは 実は幼い頃から活躍していた“天才”?

 2018年の『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が、11月14日発表された。初出場は6組である。中でも、紅組のDAOKOに関してネット上では「この人誰?」の声が相次いでいる。

 今年は米津玄師の出場が取りざたされるもの、結果的に逃している。DAOKOは米津に同じくネット発のミュージシャンである。かつて天才少女ラッパーと呼ばれたDAOKOの経歴をあらためて振り返ってみたい。

 DAOKOは中学3年、15歳の時にニコニコ動画にラップを投稿し始める。これは「ニコラップ」と呼ばれ、従来の男気の強いヒップホップとは異なり、アニメネタや身辺雑記を歌ったふわふわとした内容も多くあった。DAOKOの楽曲は話題となり、高校入学と同時にインディーズレーベル「LOW HIGH WHO? PRODUCTION」と契約を果たす。高校は芸能活動が禁止のため、顔を出さない声のみの匿名的な活動をはじめる。リリックを器用に歌い上げるウィスパーボイスが話題となり、天才少女ラッパーと話題となった。

 2012年にインディーズファーストアルバム『HYPERGIRL-向こう側の女の子-』をリリースし話題となった。その後は、m-floとのコラボレーション楽曲「IRONY」を発表するなど、順調に知名度をあげ、2015年高校卒業と同時に1stアルバム『DAOKO』をトイズファクトリーよりリリースした。

 2017年8月には岩井俊二の名作映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』のアニメリメイク作のテーマソング「打上花火」を米津玄師とのコラボ楽曲として発表した。

 DAOKOはラップばかりではなく、作詞作曲を自ら手がけることで知られる。ギター一本で活躍するシンガーソングライターの現代版といえるだろう。DAOKOの初出場を受け、ネット上では「平成の最後の年にふさわしい人なのでは」「まだ21歳っていうのがすごいよな」といった期待する声が聞かれる。若い才能は紅白でどのようなパフォーマンスを繰り広げるのか、気になるところだ。

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