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黒木メイサ急成長

 6月5日から始まった黒木メイサ主演の舞台「女信長」(21日まで東京・青山劇場、26〜28日、大阪・シアターBRAVA!)が早くも話題を呼んでいる。このところ急成長を遂げている黒木。先ごろ父親を亡くしたが、仕事を優先し、告別式には参列しなかったという女優魂の持ち主だ。

 舞台「女信長」の原作は直木賞作家・佐藤賢一氏が初めて日本史に挑戦した同名小説。
 「数々の伝説を残した織田信長ですが、実は“信長は女であった”という話をベースに展開していくストーリーです。黒木の相変わらずの“目力”と殺陣が格好いいと大評判になっているんです」(芸能リポーター)
 黒木は04年、つかこうへいの舞台「熱海殺人事件・平壌から来た女刑事」の主役で初舞台を踏み、05年には明治座公演の「あずみ」のヒロインを演じ、16歳の最年少座長と話題になった。

 「中学2年でスカウトされ、中学卒業後初めて親元を離れ、沖縄から単身上京した黒木。右も左も分からない上、つか氏独特の“口伝え”稽古(けいこ)に戸惑いホームシックにもかかったようです。しかし、家族の後押しと持ち前の気の強さで乗り切りました。ちなみに彼女は4人姉妹の末っ子です」(芸能ライター)
 さらにもう一つ付け加えるならば、6月2日は信長の命日。まさに信長をやるにはもってこいの季節だったのだが、そんな中、黒木の父親が5月11日、沖縄県内の自宅で急性白血病のため59歳の若さで死去していたことが分かった。
 「しかし、そこが気の強い黒木らしいというか女優魂というか、彼女は同日、訃報が届いてからも普段と変わらない様子で『徹子の部屋』(テレビ朝日、6月1日放送)の収録に臨み、そのあとで沖縄に急行。翌12日には都内で行われた『コットンUSAアワード』に出席のため東京に戻り、告別式には参列しなかったそうです」(芸能リポーター)
 その後、イベント出席の際も「これまで通り頑張っていきます」と気丈に話していた黒木。
 「いつも彼女を励ましていたお父さんに対する彼女なりの手向けでもあるのでしょう。演技の方も昨秋放送された連続ドラマ『風のガーデン』(フジテレビ)に出たことで、相当自信がついたそうです」(芸能ライター)
 父の死を乗り越えて黒木はまた大きくなる。

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