「記念すべき60回だが、局内では『視聴率が悪ければ今年限りか』などといううわさも聞こえている。打ち切りはなさそうだが、制作陣の総入れ替えはあるかもしれない」(NHK関係者)
紅白の昨年の視聴率は第1部が35.7%、第2部が42.1%で、歌手別視聴率は「羞恥心 with Pabo」の47.8%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)が最高。今年は、視聴率の低迷打破のみならず、「第1部45%、第2部50%がノルマといわれる」(同)というだけに、当然、それなりの大物の出演が期待される。
「一部スポーツ紙が井上陽水の初出場を報じた。白組のトリ候補で矢沢永吉と同時進行で交渉していたが、陽水が出るとなると、矢沢は出ない」(音楽ライター)
一方、「紅組のトリ候補」との声も上がっているのが、病気のため紅白を最後に休業する絢香だ。
「紅組は特に大物が出るという話はないから、絢香のトリもあり得る。夫の水嶋ヒロや、親友で今季好調の女子フィギュアの安藤美姫を呼べば、それなりの視聴率は堅い」(同)
先日、天皇陛下ご即位20年をお祝いする「国民祭典」の祝賀行事でパフォーマンスを行ったEXILEからは重大発表があるかもしれない。
「一部週刊誌で報じられたが、結成時からのオリジナルメンバーのひとりMATSUの脱退を発表することになりそう。さすがに、白組のトリはないが」(週刊誌記者)
第1部では、今年話題となった2人の“子供対決”が実現しそうだ。
「白組では『こども店長』の加藤清史郎君が、紅組では天才演歌少女のさくらまやちゃんの出場が内定。2人とも午後9時までには出演を終えなくてはならないが、必ずぶつけて歌わせる」(前出・音楽ライター)
それなりのネタはありそうだが、60回目にしては少しさみしい気が。そこで浮上してくるのが、ここ2、3年の紅白では必ず話題に上るSMAPの解散・休業発表だが、その前に、同じジャニーズ事務所の出場枠をめぐって水面下でひと悶着あったという。
「ジャニーズの紅白はここ数年、SMAPとTOKIOの2枠が指定席。NHKは、今やSMAP人気を超えたといわれる嵐を出したいが、ジャニーズは『だったら3枠に増やせ』と譲らない。どちらにしろ、嵐はカウントダウンライブに出るので、紅白はなさそう。SMAPの方はいつものようにうわさだけなのでは」(同)
そして、やはり気になるのがあの男の出場だが…。
「来年の大河『龍馬伝』で主演の福山雅治は本来ならば白組で出場するはずだが、どうやら、審査員席に座ることで話がついた」(同)
正式な出場者発表での“サプライズ”に期待したい。