ミドル世代のアマチュアミュージシャンによる同イベントは、12月11日、被災地支援の趣旨を込めて、仙台市で開催される。
発表会では、5回目となる今年の音楽祭は、「音楽のチカラ、仲間のチカラ」をテーマとし、従来とは違った形で開催されることが明かされた。出場者の選定を、これまでの予選形式から、応募書類と音源の審査へ変更するという。応募期間は8月2日から10月25日(必着)まで。
また、音楽祭に際し、宇崎がプロデュースするチャリティソングが制作中であることが明かされた。これは、2008年(第2回)開催時に東北ブロック大会へ出場した、仙台市在住の会社員とピアノ教師による2人組バンド「Xie(シエ)」の楽曲「Passage(パッセージ)」に合唱などを加え、8月下旬にレコーディング予定。宇崎は、同曲は「詞にもメロディーにも力強さがあり、押しつけがましさがなく、若々しさに満ちている」と選定した理由を告げ、「Xie(シエ)」からの「日本を元気づけるための曲に生まれ変わるのが楽しみ」というメッセージが紹介された。
チャリティソングについては、宇崎は裏方としてプロデュースする立場なので、現時点では歌や演奏などで参加する予定はないというが、「このへんはあんたが歌ったほうがいいんじゃないと誰かが言ったら、歌うかもしれません」(宇崎)と、参加する可能性があることを明かした。
質疑応答では、12月に開催される音楽祭にはどのようなバンドに、どのような曲で臨んでほしと思っているのか? の質問に、宇崎は、「明るい、前向きな、勇気の湧く、元気の出る、励まされる、癒される、それら全部を満たすかどうかはわかりませんが、そういったテーマを持った楽曲を演奏しているチームに参加してもらいたい」と語った。
チャリティソングは公式ホームページなどで配信を予定。ほか、地震や津波の被害で楽器を失った被災地の音楽家へ、楽器を寄贈する活動も実施するという。(竹内みちまろ)