しかし、到着した食べ物がぐちゃぐちゃになっていたり、間違えた配送先に届けられてしまったりと、トラブルもある。しかし海外では、日本のさらに上を行くトラブルが起きているようだ。
海外ニュースサイト『Knoxville News』は3月2日、アメリカ・テネシー州で、配達員らが、配送すべきサルサソースの容器に睾丸をすりつけた動画を撮影し、自身のSNSに載せるという騒動があったと報じた。
記事によると、配送サービスに配達員として登録していた女が、配送の依頼を受けてメキシカン料理を店から客のもとに届けたそうだ。しかし、客のチップが89セント(約100円)と少なかったことに激怒。友人の男と一緒に配送先に向かっていた女配達員は、その友人の男に愚痴をこぼした。それを受け友人の男は悪ふざけで、その客に届ける前のサルサソースを取り出して、自身の睾丸をサルサソースの容器に入れたという。配達を請け負った女は「チップが少ないとこうなるのよ」と笑いながらその様子を動画で撮影。自身のSNSに投稿して炎上したという。
この動画は瞬く間にネットで拡散。ネット上では「なんという変態行為」「だから配送サービスは嫌い」「気持ち悪いし、動画を撮るのもおかしい」といった意見が続出。ちなみに、この配達員の女は配送サービスとの契約を打ち切られ、睾丸をすりつけた男は食品不純物混入の罪で逮捕されたと、同記事は報じている。
しかし世界では、他にも食品の配送サービスによる、とんでもないトラブルがあるようだ。
2018年5月には、中国・成都市で配送サービスを請け負った男が配送前に商品のスープを飲んでしまい、それをごまかすため、代わりに自身の尿を入れるという騒動が起きた。客が「変なにおいがする」と異変に気付き、店に連絡。配達員は行為を認め、契約を解除されたという。
また、2019年1月、南アフリカでは配達員の男が商品を渡す際、オーダーした女性客の前で自慰行為をするという事件が起きている。配送サービス業者は、この男を解雇した。
配送サービスは便利な反面、商品が清潔な状態で届けられるのか、どんな人が届けに来るのか、100パーセント分からない。リスクも大きいということだろう。日本で同じようなことが起きないことを願いたい。