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“出会い系喫茶”が売春防止法違反で摘発される!

 愛知県警保安課と中署などは3月13日までに、売春防止法違反(周旋)容疑で、名古屋市中村区の出会い系喫茶店「ナナカフェ」店員・藤井健司容疑者(32=名古屋市中村区則武)を逮捕した。同容疑者は「納得いかない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は昨年8月、同容疑者が店に来た男性に対し、女性(21)を売春の相手として斡旋した疑いがもたれている。警察は店ぐるみの犯行の可能性もあるとみて調べている。

 同署によると、同店は「デート設定システム」と称し、男性客は入店料などを支払った上、女性の顔写真が載ったアルバムを閲覧し、気に入った女性の連絡先を購入。店外で女性と落ち合っていたという。昨年1月の法改正で、出会い系喫茶が風営法の規制対象になって以降、売春防止法違反での摘発は全国初。

 いわゆる出会い系喫茶は、00年頃に発祥したといわれ、男性客と女性客が店内で話し、“商談”が成立すれば、店外デートするシステム。デート内容は飲食、カラオケ、援助交際など多岐にわたっている。店に支払う料金は5000円程度で、入会金を取る店もある。現在でも、かなり数の店舗があるとみられている。

 このような出会い系喫茶が、売春行為や18歳未満の少女の援助交際の温床になっているとして、昨年1月に法改正され、18歳未満の者の立ち入り、営業時間、営業地域、広告宣伝等が全国的に規制された。

 同店は女性が店内にはおらず、アルバムを見て選ぶシステムとなっていたというが、それはいわゆる出会い系喫茶の形態とは異なっており、女性紹介所とでもいうべきだろう。
(蔵元英二)

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