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愛弟子・貴景勝の大関取りに複雑 元貴乃花親方のビミョーな立場

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提供:週刊実話

 番付上位が負ける、いわゆる“荒れる”ことで定評のある大相撲春場所が、3月10日からエディオンアリーナ大阪で始まった。

 今場所も見どころは多いが、一番の注目は関脇・貴景勝(22)の大関取りだ。

 先場所は千秋楽で豪栄道に一方的に敗れるなど11勝止まり。惜しくも昇進を逃したが、もう待ったなし。
「星数よりも内容が大事だ。正攻法の突き、押しで、これぐらい勝てるんだというのを見せて欲しい」

 合格ラインが10勝と低いこともあってか、阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)は、このように注文をつけた。その実力、パワーを高く評価している証拠だ。

 場所前の5日に行われた二所ノ関一門の連合稽古では、横綱・白鵬に1勝したあと17連敗したが、場所前の調整は上々だという。
「自分なりに最高の稽古ができた。相撲勘はだいぶいい。あとは(本番で)やるだけ。最後は気合いとか、気持ち。精神的なものが引っ張ってくれる」(貴景勝)

 白鵬、鶴竜の両横綱をはじめ、上位陣に衰えが目立つだけに、若き大関が誕生する可能性は高い。となると、気になるのがあの男、貴景勝の前の師匠、元貴乃花親方(46)の関わり方だ。

 相撲協会を退職後も世間の注目を浴び続けている元貴乃花親方。今月2日、東京・六本木で開かれたキッズイベント「しこあそび」に参加して子供たちと四股を踏んだかと思うと、その2日前の夜には都内の料亭で、元オリンピック担当大臣の遠藤利明・衆議院議員らと会食するなど、依然として今夏の参院選出馬の噂がくすぶり続けている。

 この微妙な立ち位置は、貴景勝との関係にも似ている。彼を見出し、力士の基礎を叩き込んだのは、元貴乃花親方であることは間違いない。しかし、その成長ぶりを見届ける前に、師匠の座を投げ出したからだ。

 「やはり気がかりなんでしょうねえ。場所前も、他人のこととか、上がれなかったこととかを考えず、真摯に自分に向き合え、とアドバイスしていましたから。でも、昇進したとしても、現師匠の千賀ノ浦親方の手柄になる。貴景勝が大関になったとき、どう喜ぶんでしょうかね」(担当記者)

 また、ダンマリか。

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