2013年の年間視聴率(12年12月31日〜13年12月29日=ビデオリサーチ調べ)争いは、最後の最後まで、日テレとテレビ朝日がデッドヒートを繰り広げた結果、テレ朝がゴールデン帯(12.1%)、プライム帯(12.3%)で首位となり、初の2冠を奪取した。
日テレはゴールデン帯=12.0%、プライム帯=11.9%でともに2位。全日帯は8.0%(テレ朝は7.8%で2位)で首位となり、1冠にとどまった。
テレ朝はスポーツ番組では、「サッカーFIFAワールドカップアジア地区最終予選」「ワールドベースボールクラシック」「フィギュアスケートグランプリシリーズ」「プロ野球日本シリーズ 楽天×巨人」などが高視聴率を記録。
報道番組では、夕方の「スーパーJチャンネル」、午後9時54分から(月〜金曜日)の「報道ステーション」が堅調。
バラエティ番組も、「お試しかっ!」「くりぃむクイズミラクル9」などのレギュラー番組が、安定した視聴率を獲得。
連続ドラマも、「相棒」シリーズ、「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」、「DOCTORS2 最強の名医」などが高視聴率を獲るなど、どの分野でも安定した数字を残して、2冠王となった。
今年2月1日に、開局55周年を迎えるテレ朝は、弱点ともいえる全日帯を強化して、年間視聴率3冠王を狙う。
(坂本太郎)