新種牡馬の父グランデラは中央、地方を通じてこれが産駒初勝利となった。ただ、432kgと細身の牝馬。この日は仕上がりの違いがモノをいったが、将来性となると微妙だ。
むしろ、注目は29日(土)の芝1600m戦を逃げ切ったダンツキッスイ(牡、父シンボリクリスエス、母サンフラワーガール=栗東・橋本厩舎)だ。
好発から引っ掛かり気味に先行。粗削りな面を随所に見せながらも、そのまま1番人気のエアパスカルに影をも踏ませず逃げ切った。勝ち時計の1分34秒8(良)も水準以上だ。
長谷川騎手は「止まらなかったですね。能力は高い。これで折り合いがつくようになれば」とニッコリ。馬体も502kgと恵まれており、今後が楽しみな一頭だ。