第9話は、宿敵・守谷壬三に繋がっていた安蘭世津子(長谷川京子)に目の前で死なれて衝撃を受ける獅子雄(ディーン・フジオカ)のために、若宮(岩田剛典)と江藤礼二(佐々木蔵之介)が小暮クミコ(山田真歩)の誕生日をダシに有名イタリアンレストランに連れ出すというストーリー。しかし、店側は看板料理が出せないと言い始め、客席からは不満の声が出てしまう、という展開となっていた。
今話で重要となったのは、副料理長の新井伸吾(郭智博)という人物。才能のある料理人だったものの、古賀智志(大友康平)と衝突し、開店前に店を辞め、その後のトラブルからソムリエの加藤茂(田邊和也)が新井を殺してしまうという結末だったが――。
「『シャーロック』と言えば、18年4月クールで放送された『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(同)のスタッフとディーンが再タッグを組んだ作品。『モンテ・クリスト伯』に出演していたキャストも多くゲスト出演しています。そんな中、実は第9話放送日の2日は、『モンテ・クリスト伯』でメインキャストを務めた新井浩文被告が強制性交罪で懲役5年の実刑判決を受けた日。しかも、物語で描かれた被害者の名前が“新井”だったことから、『モンテ・クリスト伯』からのファンからは、『偶然ってすごい』『まさか狙ってないよね…?』といった声が聞かれました」(ドラマライター)
また、ほかにも気になる個所があったという。
「この日の獅子雄はスーツを着用していましたが、それが『モンテ・クリスト伯』でディーンが演じた真海を連想させるビジュアルに。また、登場人物が『新井は消しました。必ず、他を見つけますから』『僕はとにかく大変でした。新井さんがいなかったので』など、意味深に取れるようなセリフを連発し、視聴者からは、『すごい一致率だわ』『タイムリーすぎる』『新井は消しましたって、もう使わないって意味に取れるね』などの面白がる声が殺到。偶然とは言え、事件さえ起こらなければ新井も出演する可能性があった本作なだけに、驚きの声が集まったようです」(同)
『モンテ・クリスト伯』ファンも驚かせた今回のストーリー。稀な偶然に視聴者も大盛り上がりだった。