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タバコが消える? 喫煙者にピンチ到来!

 東北関東大震災の影響で、米を始め、様々なものが品不足となっていたが、それもようやく解消の兆しを見せてきた。そんななかで、今度はタバコが消えるのだ。

 タバコを製造販売するJT(日本たばこ産業)が、今回の震災で大打撃を受けた。栃木県宇都宮市の北関東工場、福島県の郡山工場が被災したため稼動停止。葉などの加工を行う茨城県笠間市の友部工場、福島県須賀川市にある東日本原料本部も稼働停止している。また、グループ会社で、タバコ用フィルターを製造する日本フィルター工業の宮城県多賀城工場は、建物への立ち入りが禁止されている状態。稼働している神奈川県の平塚工場や、日本フィルター工業の羽村工場は、東京電力による計画停電の影響などで、満足な生産ができない状況だという。

 このため、JTは3月30日から、4月10まで出荷を停止。この間に、マイルドセブン、セブンスター、キャスターマイルド、キャビンマイルド、ハイライト、ホープ、ピースライト、エコー、わかばなどの主要25銘柄の増産、在庫の確保を図り、4月11日から、6、7銘柄の出荷を順次再開。5月中旬には主要25銘柄の出荷が可能になる見込み。ただ、全97銘柄中の残り72銘柄は、出荷のメドが立っていないという。

 慌てないでいただきたいのは、マイルドセブンなどの主要銘柄を吸っている方々。これは、4月11日以降に順次入荷されるため、大きな混乱はありません。また、外国タバコのフィリップ・モリス・ジャパンなどは在庫に問題はないもよう。深刻なのは、主要25銘柄以外のタバコを吸っている方々で、、3月30日以降、次はいつ入荷するか不明。欠品する間は、吸う銘柄を替える必要に迫られそうだ。

 なお、この記事は品不足に向けての買い占めを促進するものではありません。昨年10月には、史上まれに見る大幅値上げになりましたし、健康のためにも、この機に禁煙を検討してみるのもいいでしょう。
(蔵元英二)

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