これまで、AKB48の代表曲といえば、ファンの間では、第2回総選挙で大島優子が第1位となり、センターを担当した「ヘビーローテーション」と言われていた。
「ヘビロテ(ヘビーローテーション)は、AKB48の楽曲ベスト100を決めるイベントで、2011年、2012年と2連覇しています。まだAKB48がブレイクしたばかりの頃で、CDの売り上げ枚数自体は、そこまでではなかったですが、カラオケランキングでは、43週連続1位を記録。また、通算では90週で第1位となり、これは歴代最高記録。カラオケランキングでの評価は一般層へ浸透している証拠でしょう。また、動画サイトの公式MVも現在、再生回数は9000万回を突破しています」(アイドルライター)
そんな偉大な記録を持つ「ヘビロテ」を超える勢いが今回の新曲「恋するフォーチュンクッキー」にはある。曲が公開されると、AKB48のファンである漫画家の小林よしのり氏がすぐに自身のブログで反応。「この曲はなんだか・・ウズウズするなあと思ったら、おいおい 『ロコ・モーション』 じゃないか。60年代の曲を70年代風にアレンジした感じかな? 懐かしいな」と高評化。ただ、“アンチ指原”を自認する小林よしのり氏は、センターの指原に対して、「可愛くはないけど、まあ愛嬌くらいはある気がするし、明るくやってるような気もしないでもないし、ええくそ、まあいいや」とも語っていた。さらに、iTunesで配信がはじまると、すぐにチャート1位を獲得。CDの発売前から話題になっている。
「最近のAKB48の新曲は、ファンの間で、冗談なのか本気なのか“握手券のためにCDを大量に買ったけど、ところでどんな曲なの?”とネタにすることが多かった。ただ、今回の曲は小林よしのり氏が語るように年齢が高い層には懐かしさを感じる曲調で、コアなファン以外の購入も期待できる。久しぶりに一般層へも浸透しそうな曲だ」(同)
新曲「恋するフォーチュンクッキー」は、ヘビロテを超えて、AKB48の代表曲となることができるのか。まずは、CD発売直後の音楽チャートを注目したい。