前田敦子の後任のセンターとしては、渡辺麻友や島崎遥香、SKE48の松井珠理奈など、まだまだ帯に短し襷に長しであるものの、脚光を浴びるようになったメンバーもいる。しかし、総監督の後任候補は、ゴリ推しで成立するものではなく、そもそもメンバーからの絶対的な信頼が必要なポジションであり、非常に難航するのではと見られてきていた。ただ、ここにきて、二人のメンバーが高橋みなみの後継者候補として話題になることが多くなっている。
まず一人目は、AKB48の9期メンバーである横山由依。高橋みなみからも、「超努力家」と言われ、現在、チームAのキャプテンである篠田麻里子からは、「(高橋)みなみの次に尊敬してる」と公言されているメンバーだ。昨年は、NMB48との兼任も経験している。
「チームAキャプテンの篠田麻里子は、7月22日に卒業することが決まっていますが、横山を後任のキャプテンに指名するのではと言われています。ここで、チームAをまとめあげれば、総監督の後継者となる実績は十分でしょう」(アイドルライター)
そして、もう一人の候補はNMB48の山本彩だ。山本は、NMB48創設当時から同グループのキャプテン&センターとして活躍。ダンス、歌唱力ともに実績は申し分のないメンバーだ。
「本人も今年のはじめに、48Gを背負っていける人物になりたいと発言しています。やる気も十分でしょう」(同)
この二人については、高橋みなみだけでなく、大島優子も話題にすることが多く、今後のAKB48グループを引っ張っていく存在として、先輩たちからも期待されていることがわかる。ただ、そんな二人にも弱点がある。
「高橋みなみは、メンバーへ向けての発言力とともに、外へ向けての発言力もある。まあ、横山も、リーダーポジションを意識するならば、総選挙というAKB48の最高の舞台で、自身の順位に感激して震えてる場合じゃないでしょう。一方の山本はNMB48であることがネック。大阪・難波を拠点にする彼女が、全国へ向けて活動するのは現実的に厳しい。それに、山本はAKB48と番組に出演すると、まったく発言することもなく、ファンの間からは“地蔵”と呼ばれている。まだまだ遠慮があるのでしょう」(同)
この二人が、正式に高橋みなみの後継者と呼ばれるようになるには、もう一皮むける必要があるようだ。さらに、二人は、さほど高橋みなみと年齢が変わらないことも問題である。何かのタイミングで、高橋よりも先に卒業する可能性も否定はできない。
今後のグループのことを考えて贅沢をいえば、彼女たち二人よりも、もっと若い世代から、候補が登場することが望ましいのかもしれない。