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紅白歌合戦事件史(1)

 先日、第61回紅白歌合戦の出場者が発表された。大きなサプライズはないものの、小林幸子とともに長年、“衣装対決”で話題となった美川憲一は落選。紅白は日本の芸能界でも歴史が古く、大きなブランド力を持つ番組。今まで多くの事件も起こった。

 1986年の紅白、白組のキャプテンは加山雄三。トップバッターは、当時圧倒的な人気を得ていた少年隊。もちろん歌うのは『仮面舞踏会』だ。はりきって曲紹介をしようとした加山だったが、そこで事件が…。なんと、『仮面舞踏会』を『仮面ライダー』と言い間違えてしまう。「控室で“仮面ライダー”みたいなタイトルだなと話していたので…」とは本人談。ベテランでも紅白は緊張するようだ。

 歌手の名前の“言い間違え”をきっかけに都市伝説が生まれたことも。1984年の紅白では大トリをつとめた都はるみに異例のアンコール。しかし、司会のアナウンサーが「もっと多くの拍手を、ミソラ…」と大失敗。その後、このアナウンサーは退社したため、「あの言い間違えが原因ではないか…」とのウワサが広まる。もちろん、信じるか信じないかはあなた次第だが…。

 ヒンシュクを買ったということで、記憶に新しい2006年のDJ OZMA。バックで踊っていたダンサーが、オッパイがリアルに描かれたボディースーツで登場したため、苦情の電話が殺到。これ以降、DJ OZMAのNHK出演はない。

 衣装でヒンシュクを買ったのは今や世界的な俳優となった本木雅弘も。ソロとして出演した1992年。なんと白い液体の入った無数のコンドームをぶら下げ登場した。さらにオシリも披露している。もちろん苦情の電話がNHKに殺到。

 また、紅白と言えば審査員として旬な人物がゲストがやってくる。2000年に審査員として登場したのがミスター長嶋茂雄氏。この時に長嶋は最終的に白組に投票。その理由について、「僕も男だから」。え、歌は関係ないの?

 1991年にはとんねるずがビキニパンツで登場。なんと背中には“受信料を払おう”と書かれたメッセージが書かれていた。お茶の間は大ウケだったようだが、NHK上層部は激怒したとか。ちなみに、8年後に野猿として登場した時も同じ格好であった。

(パート2)に続く

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