「『後妻業』は平均視聴率6.2%でワースト1位に。原作は黒川博行の同名小説で、16年に『後妻業の女』というタイトルで映画化もされ、放送前から期待が集まっていましたが、第1話の視聴率8.7%が自己最高で、その後は右肩下がりに低迷。最終回は5.1%で自己最低視聴率となってしまいました。とはいえ、コミカルでツッコミどころの多いストーリーを毎回楽しみにしていた視聴率も多く、『こういうネタドラマがあるとツッコミが楽しい』『コント見てるみたいで面白かった』という声も聞かれました」(ドラマライター)
ワースト2となったのは、奇しくも同じフジテレビ系の、竹内結子主演『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』。
「『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は平均視聴率6.8%でした。初回視聴率こそ9.3%でしたが、それが自己最高となり、第2話では5.8%と大きく数字を落とし、自己最低を記録。その後は6%台と7%台を低迷していました。弁護士モノとはいえ、法廷のシーンはなく、竹内演じる弁護士・氷見がネットや人を使って依頼人を救うべく、たくみに情報操作していくというストーリー。しかし、ストーリーの中でアスリートが枕営業していたり、氷見が身体を使って関係者から情報を引き出すような描写もあり、視聴者からは、『全体的に下品すぎる』『見てて不快』といった声が寄せられてしまいました」(同)
また、ワースト3は、ピンク髪の受験生・横浜流星が大きな話題となった『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)だった。
「女性人気が非常に高く、実況人気は『3年A組』と肩を並べるほどでしたが、平均視聴率8.4%と意外にも数字が振るわず。原作が少女漫画ということもあり、現実では起こりえないような“胸キュン”ポイントも多く、女性視聴者からは高い支持を得ていましたが、最高視聴率も9.0%と2ケタには届かず。前枠でも、同じ視聴者層で大きな話題を呼んだ『中学聖日記』(TBS系)が、平均視聴率6.9%で10月期ドラマワースト3だったので、数字が取れにくい枠なのかもしれません」(同)
次第に放送開始が迫ってきた4月期ドラマでは、どんな作品が放送されるのだろうか。楽しみにしたい。