「『3年A組』は平均視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で見事1位を獲得しました。最高視聴率は最終回の15.4%で、第4話を除いて2ケタ視聴率。ほぼ右肩上がりをキープしました。生徒を人質に取ったミステリードラマでしたが、その本質はSNSでの無責任なバッシングや根拠のない批判に警鐘を鳴らすドラマ。若者世代の心に強く響いたようで、最終回以降、芸能人の炎上を伝えるネットニュースのコメント欄などにも、『3年A組を観て学んだほうがいい』などの声もよく見られるようになりました」(ドラマライター)
2位となったのは、16年に放送されたドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)の続編『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)。
「『家売るオンナの逆襲』は平均視聴率11.4%で、最高視聴率は第2話の12.9%。前作から観ていたファンも多く、全話通じて2ケタ視聴率と好調でした。今作ではLGBTやネカフェ難民などタイムリーな要素を含ませており、シリーズファンからは、『毎回、主人公が客の本質を見抜いてて素晴らしい』『人の価値観ひっくり返してぴったりの家買うところ、スッキリする』という声を集めていましたが、一部視聴者からは『客が家買う理由が無理矢理すぎる』『いくらなんでもツッコミどころが多い』といった苦言も。話題性は高かったものの、賛否両論となりました」(同)
3位は『トレース〜科捜研の男〜』(フジテレビ系)で、平均視聴率10.7%を獲得。最高視聴率は12.3%だった。
「トレース』は第1話で船越英一郎の怒声についてバッシングが殺到。『パワハラっぽい』『月曜夜にこれ観るのキツい』というネガティブな声が多く聞かれました。その後、テコ入れがあったのか、船越の怒声は徐々に小さくなっていきましたが、最終回ではこれまで観ていた視聴者が思わず引いてしまうほどの“胸糞ラスト”に。主人公が追いかけ続けた『一家殺害事件』の救われない真相に批判の声も殺到してしまいました。今回は比較的高い視聴率を獲得しましたが、評判がよかったとは言えない結果になってしまいました」(同)
次クールではどの作品が人気を獲得するのだろうか。楽しみにしたい。