懲戒処分を受けたのは、中間市に勤務する48歳の男。今年8月、中間市内のホテルに止まっていた軽自動車のガラスを金槌で叩き割り、器物損壊の疑いで逮捕・起訴された。警察の調べによるとこの男はほかにも8台の車に同様の行為をしていたことがわかっている。
なぜ次々と車のガラスを壊し続けたのか。男は10月17日に福岡地方裁判所小倉支部で開かれた初公判で、「人の車を壊して快感を得ていた」と動機を明かし、「自分本位のことで大変申し訳ない」と話している。人の車のガラスを壊すことで快感を得ていたという、他人にとっては限り無く迷惑な趣味を持っていた。
中間市は男の逮捕・起訴を受け、10月21日付で停職6か月の懲戒処分にしたと発表。迷惑行為を働いた人間が停職で済むとは驚きだが、男は退職の意思を示しており、このまま引き止められずに退職するものと見られている。
男の超迷惑な趣味に、怒りの声が噴出。「金槌を持って振り回す行為がそもそもだめ」「自分の車がやられたら本当に腹が立つ」「福岡は本当に怖い」「解体工場で働けばよかったんじゃないの?」と怒りの声が上がる。
また、中間市が「停職」としたことで、退職の際に退職金を受け取る権利が発生するだけに、「こんな男に退職金を渡すのか」「これだけのことをしでかして停職で終わりなんて公務員は良い身分。上級国民ですか」「中間市も相当おかしい。こんな男を採用し税金で食べさせていたなんて許せない」と処分の甘さに怒りの声が上がった。
犯罪を趣味にすることは大変に許しがたいこと。自動車は人々の足であり、修繕にもかなりの費用がかかる。被害者の怒りと痛みは、大変なものがあったはず。退職金の受け取りなど、もってのほかだろう。