震災後、花火大会などの実施を巡っては主催者や関係者らの間で調整や判断が続いているが、この日は「葛飾から送る復興のエール 夜空に輝け!希望の光」をメインテーマに、祈りや希望などを象徴する花火も舞い上がった。
都内近郊を中心に、この夏の花火大会の予定をご紹介したい。
【2011神宮外苑花火大会】
明治神宮外苑(東京都新宿区)らを会場とする「神宮外苑花火大会」では、1万発の花火が都心の夜空を彩る。国立競技場、秩父宮ラグビー場、神宮球場などから間近で見ることも可能。昨年の人出は100万人。今年は「日本を元気にする花火」をテーマに、アイドルグループが出演するライブや、チャリティー活動も予定されている。8月6日開催予定。
【第34回隅田川花火大会】
享保18年(1733)に執り行われた神事のさいに花火が打ち上げられたことに由来する伝統あるイベント。「隅田川花火大会」と呼ばれるようになってから34回目を迎える今年は、東京都の墨田区と台東区にまたがる隅田川の両岸から2万発の打ち上げが予定されている。2012年5月に開業予定の東京スカイツリーと共に、下町の夜空を彩る。8月27日実施予定。
【花火シンフォニア〜がんばろう日本〜】
神奈川県横浜市の「横浜・八景島シーパラダイス」では、8月6日、10日から15日まで、20日の計8日間、花火と音楽をシンクロさせた花火ショーが開催される。復興支援ソングにのせて、海辺の夜景がショーステージに様変わりする。
紹介した他にも、各地で開催が予定されている。この夏の花火大会は、それぞれに、忘れられない一夜になるかもしれない。(竹内みちまろ)