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書評「恋愛は投資である」フェルディナント・ヤマグチ著、扶桑社

 半導体・電子部品のマーケットアナリストをするかたわら、さまざまな銘柄(美女)に分散投資(二股、三股)をし、うらやましすぎる配当(情事)を手にしている著者。

 そんな恋愛の勝ち組の著者は、サブプライムローン問題に端を発する現在の“恋愛投資市場”は深刻な状態だと分析する。「失業中で職探しに走り回る女性が、デートの誘いを喜々として受け入れるだろうか? 景気が悪化すると恋愛投資市場は縮小するのだ」。

 しかし一方で変化はチャンスであるともいう。「いけ好かない野郎共が一夜にして恋愛投資戦線から脱落し、彼女イナイ歴10年の素人童貞君が一気に注目銘柄として取り上げられるような事態が各地で発生している」。
 見た目やお金じゃない戦略的恋愛術が身につく。(税別1300円)

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