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リアルジャパン 高山「原爆葬」 初代虎ごう沈

 リアルジャパンプロレスの初代タイガーマスクが11日、東京・後楽園ホールで三冠ヘビー級王者・高山善廣と初の一騎打ちで散った。進退をかけた大一番で完膚なきまでに叩きのめされた初代虎は、すぐさま再戦を要望。長州力、藤波辰爾との“レジェンドタッグ”で逆襲に打って出ることを決意した。

 初代虎の反逆魂に火がついた。同マット初登場の“帝王”高山といきなりのシングルマッチに臨んだ初代虎。戦前から「高山選手とやって通じないようであれば進退を考えたい」と不退転の決意を示していた。
 北海道、栃木・小山でそれぞれ1週間のミニキャンプを敢行し、体重を97キロまで絞った。その成果もあってか、序盤からローリングソバット、フライングクロスチョップ、ダイビングヘッドバットなど華麗な空中殺法で高山を攻め立てた。

 だが、高山にランニングニーリフトをどてっ腹に叩き込まれ動きを止められ、さらにニーリフトを被弾。最後は、エベレスト・ジャーマンスープレックスホールドにごう沈した。
 初対決を終えた初代タイガーは「150%くらい打撃が重い。これが予想外だった。こんなの打てる選手がいるんですね」と素直に完敗を認めた。
 しかし、敗れたまま素直に引き下がるわけにはいかない。引退も辞さない覚悟だったが「もう一回やらせてほしいですね。今ずいぶんやせてきたんで。あと30%くらいパワーアップしたいですね」とリベンジ戦を熱望した。
 もちろんすぐさま一騎打ちを申し込んだでも拒否されるのは目に見えている。そこで「藤波さん、長州さんと組んだら面白いですね。連携とかもバッチリですから、パワーアップは見込めるでしょう。高山、鈴木(みのる)組と対戦してみたいです」とゴールデンタッグでの出撃を企てている。
 失意の虎が次回大会(12月10日、後楽園ホール)に向け、早くも打開策に打って出た。

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