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【沖縄国際映画祭】日台合作映画で主役を演じたロンブー田村亮にインタビュー

 第4回沖縄国際映画祭で上映された「Friendsssss」。キャストにロンドンブーツ1号2号の田村亮と吉本台湾のタレントが総出で登場する同映画は、吉本興業初の日台合作映画で、国境を越えたお笑いと文化の融合が楽しめる作品。そんな同作品で主役を演じた田村亮は台湾で何を感じ、また撮影中にはどんな秘話があるのか。話を聞いた。

 −−今回、主演の話が来たときの率直な感想は?

 「オレでいいの?」って感じでした。オレが演技してるのとか見たことあるの? って感じでしたよ。基本的に役者はやっていないので、「何で、オレなんだろう」と。演技がうまい人を見て、あの演技がよかったからとかではないですから、不思議な感じはありました。

 −−演技に自信は?

 ないないない!! 

 −−映画の舞台が台湾ということですが。

 想像していた以上に、親日の方が多くてびっくりしました。街にいると、若い子とかが普通に、「亮さ〜ん」って声を掛けてくれます。「観光で来たの?」って聞くと、「え、ここ(台湾)ですよ」っていうことが何度かありました。「どうやって覚えたの?」って聞くと、「日本の番組を見て独学で覚えた」と言われました。震災の時にも台湾からは義援金がたくさん来たじゃないですか。実際にロケで行ってみて、「なるほど」と実感しました。ここまで親日でいてくれるんだと。これは何かでお返ししたいなと思いましたね。

 −−映画の中でお酒を飲んで酔っ払ってしまうシーンがありましたが、お酒の方は…?

 きのうも映画に出演した男性陣と飲みにいきましたが、ホテルの部屋の入り口の床で寝ていました。そういうことはよくありますね。ただ、映画では、酔っ払って歌いだしますが、それは絶対にないです。自分が歌が下手なのはわかっているので、マイクにも近づきません。

 −−歌のシーンはエンディングでも使われています。下手に歌う演技は難しかったですか?

 演技じゃないんです(笑)。あのシーンは一番困りました。もともとが下手なんで、一番最初に歌ったものが、一番音程が外れてて、そのあとに、何カットか撮ったのですが、徐々に原曲に引っ張られて、少しうまくなるんです。それでも下手なんですけど。監督から、「もうちょっと崩せない?」って言われたんですが、もうちょっと崩せる人は歌は上手い人なんです。思うように崩せないからオンチなんです。それは困りました。オンチだから、オンチに歌うのは大丈夫だと思っていたんですが、ちょっとあなどっていました。

 −−次回、何か演じてみたい役柄とかは?

 やっぱり出演するなら、コメディの方がいいですね。今回の役柄は素に近かったのでやりやすかったので、素に近い方がいいですね。演技ができるわけではないので。「フリーターが1億円当たりました!」って感じで頭の悪い使い方をしたみたいな感じならできると思います。

 −−最後に-映画を見ていただくファンの方へメッセージをお願いします。

 台湾のコメディ映画をどう日本人が受け止めるかが面白いと思います。笑いどころは日本の人から見ると、わかることはわかるけど間が少し違っていたりする部分もあります。そういうことも含め、文化を楽しみながら、純粋にコメディ映画としても楽しんで欲しいです。

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