事件が発生したのは先月。札幌市白石区の民家で、男が当時14歳の男子中学生に対しハサミを向け、股間を切りつけた。中学生は全治2週間の怪我を負い、男は逮捕されることになった。
なぜ14歳の男性を切りつけたのか。男は中学生の母親と交際しており、以前から虐待していた様子。当日、男が「母さんにティッシュ箱をぶつけろ」とかなりおかしな要求を行い、中学生が拒否すると、物陰に連れていき股間をはさみで切りつけたという。
中学生は誰にも相談できなかった模様で、学校の担任に相談。そこから事件が発覚し、逮捕されることになった。男は「ハサミは向けたが切ってはいない」と、容疑を否認している。
なお、この男は気さくに挨拶を交わすなど、近所では評判が良かったという。外面は良かったようだが、内面はかなりの悪人だった模様だ。
このおぞましい事件に、ネットユーザーの怒りも爆発。犯人はもちろんだが、母親についても「どうして息子を守ってやらないのか」「虐待されている時点でなぜ別れないのか」「もっと子供のことを考えろ」「子供をほったらかしにしてまで男がほしいのか」と非難の声が上がった。
シングルマザーであっても、恋をしたいという気持ちを持っていけなくはないが、それが先行しすぎることで「子供より男」を取った場合、今回のように男の子供に対する虐待に気が付かない、あるいは「見て見ぬふり」をすることにより、虐待の加害者となることがある。
もちろん継父でも上手く行っている世帯も多いのだが、14歳の息子のような虐待があることも事実。仮に自分が虐待を受けていると感じている場合は、親の顔色を疑い我慢するのではなく、警察や児童相談所などに助けを求めてほしい。