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「人間じゃない」視聴者に衝撃与える 夫の代わりに虐待する妻の心理って?

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 3月22日に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)で、夫の代わりに子どもを虐待する妻の心理を弁護士が解説した。

 出演したのは、家族問題に詳しい弁護士・髙橋知典氏。髙橋氏は「子どもを厳しくしつければ夫から(子供へ)の虐待は収まる。さらに、自分がやれば(夫が子供にするよりも)手加減できる」という心理があり、夫に変わって子を虐待してしまうと紹介した。

 髙橋氏は「やっぱり、(妻は)夫は止められない。コントロールできない夫を止めるよりも、自分がやってしまえば夫が怒る理由はなくなる。だから、先に自分がやってしまう。手加減もできますから」と夫の虐待から子どもを守るために、妻が虐待していると話す。

 妻には「自分が虐待のターゲットにされたくない」という心理もあるという。「DVもあるから、妻自身も暴力にさらされている。『虐待がいつ自分に向くのか』という恐怖もある」と強調。妻が被害者になることを恐れるあまり、あえて加害者側に回ることで自分を守ろうとする心理があるとした。

 さらに、髙橋氏は「親には、虐待している自覚が足りない」ときっぱり。しつけをしているだけだと思い込み、虐待に及ぶ親は少なくないとした。

 ネット上では虐待する親について「虐待するくらいなら子供なんて生むな」「虐待するやつは人間じゃない」「しつけと虐待の境目も分からないのか?」と親を責める意見が多く寄せられた。

 一方で「子供だけじゃなくて親のケアも必要なんじゃない?」「虐待する人の心理を理解することも大事」「親が周りに相談できる環境や育児を学ぶ時間を作るべき」など、親の心情を理解する必要性を説くネットユーザーもいた。

 虐待した親を一方的に責めるだけでは何も解決しない。虐待した親が置かれている環境や心理状態を考え、「なぜ虐待をしてしまったのか?」と分析しなければ、いつまで経っても虐待を根本的に解決するのは難しいだろう。

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