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私、テレビの味方です 里田まいの「アーンして」に違和感が残る理由

 先月29日、何気なくNHKを見ていると、Paboの3人が出ていた。いまさら言うまでもないが、里田まい(24)、スザンヌ(22)、木下優樹菜(21)だ。番組タイトルは「大人のための3分教養講座さんぷんまる」だ。

 「さんぷんまる」? この番組、意識して見るのは初めてだが、どこかで最近話題になったような気がしないでもない。そうだ、昨年12月、週刊誌で街頭インタビューにAV男優が答えていて、「仕込みではないか?」と指摘されていたのだった。見たことがなかったので、どんな番組か知っておくのも悪くはないと思い、そのまま視聴することに。
 別々にロケに参加したPabo。まずは木下優樹菜が「1000円で満喫できる!金町の歩き方」ということで、彼女の地元・葛飾区をぶらり歩く。母校を通りがかるなど、なにかとプライバシー保護にうるさい現況に完全に逆行した構成には、軽く感動した。とはいえ、家の中や家族全員を公開している木下優樹菜ならば、これくらいで驚いてはいけない。
 次に登場したのは里田まい。里田は北海道の牧場で「じゃがいも料理で男性を虜にする方法」と称し、いくつかの料理に挑戦。そして、イケメン風男性に「アーンして」とか言って食べさせるのだが、この時、画面はソフトフォーカスに! 何年前の演出なんだよ!

 しかし、そんな古すぎる演出以上に違和感が残った。残尿感のような、このモヤモヤは何なのだろう? よーく考えてみるとわかった。里田まいを疑似恋愛の対象として扱うことに対する違和感なのだ。
 ご存じのように、里田はスター軍団「ハロー!プロジェクト」にいながらも、まったく日の目を見ない時代を経て、ようやく昨年バカキャラで開花。Paboの一員として紅白歌合戦にまで出場を果たした。モーニング娘。が落選したのに、である。そのブレイクは、疑似恋愛をまったく必要としていなかった。
 そんな里田にソフトフォーカスをかけて、もう一度「疑似恋愛のフィールドに戻す作業」をすることに何の意味があるのだろう? そんなこと世間は必要としてないの!
 ある意味、これは仕込みインタビューよりも罪深いのではないか? せっかく大海を泳いでいるのに、小さな水槽に閉じ込めて…。ちなみに、最後に登場したスザンヌは「デートを成功させる馬肉」というコーナーを担当。これまたやっぱり疑似恋愛系…。いや、そういう世界を否定しているわけではなくて、海水魚を淡水魚に見せるのは違うんでないの、と言いたいのだ。魚が可哀想なだけだから。

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