北海道警厚別署は5月14日までに、勤務先の保育園で昼寝中の女児(5)の下着を脱がせて撮影したとして、強制わいせつの疑いで元保育士・川辺義人容疑者(26=札幌市厚別区上野幌)を逮捕・送検した。
同署によると、川辺容疑者は容疑を認め、「小さい女の子に興味があった」と供述。所持していたデジタルカメラには、被害女児の裸の画像が記録されていることも明らかになり、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑でも立件する方針。
逮捕容疑は、4月22日午後1時頃、同区内にある勤務先の保育園2階の一室で、昼寝している女児(5)の下着を脱がせ、カメラで撮影したとしている。
道警などによると、同24日、勤務先の保育園で川辺容疑者がズボンのポケットに、カメラを入れて勤務しているのに同僚職員が気づいた。
同園では、私物のカメラを職場に持ち込むことが禁止されているため、不審に思った同僚が没収。カメラに保存されている画像を確認したところ、同園に通っている女児の裸と思われる画像が見つかったため、道警に通報。川辺容疑者は翌25日に逮捕され、同日付で勤務先の保育園を懲戒解雇された。
川辺容疑者の自宅から押収されたパソコンには、ほかの複数の女児の画像が記録されていた。同署は余罪があるとみて、調べている。
同園によると、川辺容疑者は、昨年4月から保育士として勤務していた。同園は「保護者や子供に迷惑を掛け、大変申し訳ない。就寝中の見守り体制を強化したい」としている。
(蔵元英二)