大阪府警は3月12日、同府寝屋川市内の書店で5歳の女児の尻を触ったとして、府迷惑防止条例違反(卑わいな行為)の疑いで、府警総務部広報課音楽隊係の巡査長・坂口昌志容疑者(27=同市幸町)を逮捕した。
坂口容疑者は、事件当日は非番で、「かわいい女の子を見つけたので、声をかけた」と容疑を認めている。
逮捕容疑は2月10日午前11時頃、同市内の商業施設の書店で、絵本を見ていた保育園児の女児(5)の尻をスカートの上から触ったとしている。
事件後、女児が母親に「知らない人に触られた」と訴え、父親が寝屋川署の交番に被害を届け出た。同署が防犯カメラの映像などを基に捜査。3月6日、出勤中の署員が寝屋川市駅近くで、よく似た黒いジャージー姿の男を目撃した。同署が張り込んで調べていたところ、12日朝、曽根崎署にある音楽隊の部屋に入っていくのを確認し、任意同行を求めた。捕まえてみたところ、警察官だったという、マヌケなオチとなってしまった。
坂口容疑者は07年10月に採用され、10年4月から現職。音楽隊ではサックスを担当しているという。
渡壁一次・府警監察室長は「被害者にお詫びを申し上げるとともに、厳正に対処する」とコメントした。
警察官にもロリコンはいるだろうが、相手はまだ5歳の女児だ。触ってしまってはおしまいだ。
(蔵元英二)