「世界のベストレストラン50」は、レストラン業界を代表する人々が世界中の優れた美食文化を讃えるもの。そのリストには世界6大陸21カ国が含まれており、世界で最も優れた美食体験のバロメーターとされている。
そんな栄誉ある賞のトップに輝いたエル・セジェ−ル・デ・カン・ロカは、1986年にジョアンとジョセップのロカ兄弟が、スペイン・ジローナで両親が営んでいた小さなレストランの隣にオープンさせたのが始まり。2007年から末弟のジョルディが加わって以来、レストラン業界に旋風を巻き起こしており、2013年にも同賞の1位を獲得している。
シェフのジョアン、ソムリエのジョセップ、そして2014年に「世界の最優秀パティシエ賞」に輝いたジョルディの3兄弟は、カタルーニャ地方の伝統的な食材と卓越した調理技術を融合させ、想像力を掻き立てる香り、味覚の協奏曲、目を奪う飾り付けなどを通して、顧客の五感・感情・記憶を強くくすぐる、すぐれたダイニング体験を提供してきた。料理には完璧にマッチするワインが添えられ、コースの最後にはジョルディによるアートのように美しいデザートの数々が振る舞われるという。
さらに今年はアジアからも7店がランクインし、トップ10に初めて2店のレストランが加わった。バンコクのガガンが7つランクアップの10位となり、東京のNARISAWAは6つランクアップの8位で「アクアパンナ・アジアのベストレストラン賞」を獲得。NARISAWAを率いる成澤氏は、伝統的なフランス料理の技法と日本の繊細な食材を融合させる才能を持つことで知られているシェフだ。なお今年は、中国のレストランとして初めて上海のウルトラバイオレットが24位にランクインしている。
また、スペインからは2015年「世界の最優秀パティシエ賞」を獲得したアルベルト・アドリア率いるティケッツなど7店、イタリアからは今年2位に浮上したマッシモ・ボットゥーラのオステリア・フランチェスカーナなど3店が上位にランクイン。フランスからも、2013年に「ダイナースクラブ(R)ライフタイムアチーブメントアワード(特別功労賞)」を受賞したアラン・デュカスのほか、「ヴーヴ・クリコ 世界の最優秀女性シェフ賞」を獲得したエレーヌ・ダローズ、世界的な成功を評価され「ダイナースクラブ(R)ライフタイムアチーブメントアワード(特別功労賞)」を受賞したダニエル・ブルーなど5店がランクインした。
この「世界のベストレストラン50」は、レストラン業界で影響力を持つ約1,000名の世界27地域のリーダーで構成される<ダイナースクラブ(R)世界のベストレストラン50 アカデミー>が制作。審査員は、料理評論家、シェフ、レストランオーナー、名高い美食家などで編成されており、過去18か月間の美食体験に基づいて、評価順にレストランをリストアップしている。
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