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第二のマツコは現れるか? おなべ芸人の最新事情

 依然として高い需要を誇る、おねえタレント。そんななか、今ひそかに注目されているのが逆バージョンのおなべタレントだ。ブレイクの可能性を秘めた新勢力に、ひと足早く目をつけたのは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー。10年に、おなべバーで働いていた諭吉をスカウトしてデビューさせたのだ。

 諭吉は、芸の世界だけで食うことができず、先輩芸人の千原せいじが経営する芸人居酒屋『せじけん』や系列バーでアルバイト。その後、同じなべ仲間の吉原シュートから声をかけられて、女優&モデル系事務所のスターダストプロモーションに移籍した。そして、友人の池田タイキも誘って、スターダスト初のレインボーアイドルで、日本初FtM(元女性)トリオユニット・SECRET GUYZを結成。歌手デビューをはたした。

 全員が“おねえ”ならぬ“おにい”という、トランスジェンダーグループ。ファンの9割が、女性だ。11月30日には、6枚目のシングル『OH, MY GiRL!?〜夏をあきらめて。冷やし中華終わりました。〜』をリリース。超イケメンすぎる元女として、テレビ露出も増えてきた。

 諭吉は、“キャワイイ”担当。シュートは、裸の王子様担当。タイキは、やんちゃ&おバカ担当。おまけに、マネージャーは元男で現在は女。愛称・オカピは前職がOLで、スターダストに転職後、おなべを担当する女になった。複雑すぎる構成だ。

 体は女で心は男−−。性同一性障害である自身の悩みをネタにしているのは、ピン芸人の万次郎。彼女の名が世に出るきっかけになったのは、NHKの障害者番組『バリバラ』の名物企画“SHOW-1グランプリ”。日本一おもしろい障害者パフォーマーを決める大会で、12年に優勝。MBP(もっとも・バリアフリーな・パフォーマー)を獲得している。

 現在40歳の彼女は、一般女性と同棲中。すでに両親へのカミングアウトもしており、結婚を視野に入れている。同じく、女性と第二の人生を歩もうとしているのは、浅井企画所属のペッパーボーイズ・前田かずのしん。男とおなべの異色コンビだ。

 幼少期から女性であることに違和感を抱いていた前田は、高校卒業後に芸人を目指して上京すると同時に、性同一性障害であることを両親にダブルでカミングアウト。将来的には戸籍も性別も変えて、交際中の彼女と結婚したいそうだ。

 マジメにLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)問題と向き合う、元彼女で現男たち。このなかから、マツコ・デラックスのような性の境界線を越えたモンスターは生まれるのだろうか。

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