同日、都内の自宅には報道陣が集まっていたが、小林は「ご心配をおかけして申し訳ありません」と謝罪し「真実を弁護士さんのコメントと一緒にファクスでお知らせします」とだけ話し、関係者の用意した車に乗り込んだ。その後、マスコミ各社にファクスを送信し、その中で社長と専務には感謝の意を現したものの、小林サイドの弁護士の説明によると、元社長とは、経営に関して方針の相違が徐々に表面化し意見が一致せず、元社長らが退職の意向を示したという。その際、小林は慰労金を支給しようとしたが、元社長らが提示額に納得せずに合意に至らず、やむなく解任したというのだ。
元社長は昨年11月に8歳年下の医療関連会社社長がマネジメントに介入したために亀裂が生じたことを主張しているが、弁護士によると、小林の夫は今後、経営に関与する意思も予定もなく、また夫が疑っていたと報じられている元社長が会社の金を使い込んだ事実は一切ないというのだ。
「発端となった報道は元社長サイドからのリークとしか思えないが、業界内での評判はかなり良かったので、元社長に同情する関係者が多い。一応、小林は元社長の解任と自らの新社長就任について業界内の主要人物にあいさつに回っていたというが、あまりにも身勝手だったので、小林の評判はガタ落ちでかなり不利な状況」(音楽関係者)
一部スポーツ紙によると、小林の所属レコード会社は8日、6月6日に発売を予定していた新曲「絆坂」の発売を「騒動の影響で思うようなプロモーションができない」と判断し延期することを決定。9日にも元社長がコメントを発表するというが小林にとって不利な状況が変わるわけではなく、このままだとおおみそかのNHK・紅白歌合戦出場が危うくなりそうだ。