小さな熱帯魚屋を経営する社本信行(吹越満)とその妻、妙子(神楽坂恵)の2人。継母である妙子が嫌いだった娘の美津子(梶原ひかり)は親と同業の巨大熱帯魚屋、アマゾンゴールドのオーナー村田幸雄(でんでん)の店で働く事になる。これがきっかけとなり、村田とその妻・愛子(黒沢あすか)が恩人となった社本一家は、アマゾンゴールドの裏側で、恐るべき事態が進行していることを、まだ知らなかった…。
まるでコーエン兄弟の作品を思い出すようなシュールで迫力のある映像、怖いもの見たさの欲求を満たしてくれる園子監督の手加減無しのエログロの演出が猛毒のように効いた中毒エンターテイメント。監督自身も前作を越えたと確信する出来で、第67回ヴェネチア国際映画祭では観客から鳴り止まない拍手を得た。
『冷たい熱帯魚』(配給:日活)は2011年1月29日よりテアトル新宿ほかにて全国公開される。
オフィシャルHP
http://www.coldfish.jp/