花澤の芸歴は長く、元々子役として活動していた。人気番組『やっぱりさんま大先生』、ドラマ『ガッコの先生』他、多数のCMに出演している。
長らくジュニアアイドルだったが、2006年のテレビアニメ『ゼーガペイン』のレギュラーに抜擢されたことが声優への転向になる。同作品への出演を機に、著名な声優が多数所属在籍している声優の大沢事務所に所属し、翌年2007年より、飛ぶ鳥を落とす勢いで、数多くのレギュラーを獲得、一躍人気声優の一人となった。なお、アニメ界で注目される時間枠である、いわゆる“日5”の作品には、2011年より続けて出演しており、現在も日5の『マギ』で練紅玉役を好演している。
また、声優活動と並行して歌手活動も行っており、2012年2月23日には念願のソロデビューが決定、季節と色合いをテーマに4枚のシングルをリリースすると発表された。4月25日に、第1弾「星空☆ディスティネーション」、7月18日に、第2弾「初恋ノオト」、10月24日には、第3弾「happy endings」をリリースしており、その全てがオリコン10位圏内にランクインするという快挙、彼女の人気を裏付ける格好となった。
独特の透明感や、ゆっくりと語りかける様な癒し声には定評があり、また、その容姿から声優専門誌を中心とする多くの雑誌の表紙も飾っている。私生活では、2013年4月再びアニメ化される、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(第二期)で共演する竹達彩奈や、同じく後輩である、現役高校生・小倉唯を特にかわいがっているとか。その一方で、ラジオではその自由奔放な発言で共演者を振り回すことも多いが、そのギャップも花澤の魅力と言えよう。若手の中でも、役の安定感は随一であり、その実力は、間違いなく若手NO.1。近年は少年も演じる機会が増しており、役の広がりを見せている。今後の活動に注目だ。