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【KNOCK OUT】2.12大田区でキック界のプリンス石井一成を最恐オネェが襲う!

 昨年12.10両国国技館大会で、能登龍也とのリターンマッチを制した“キック界のプリンス”石井一成だが、今年の初戦は大苦戦必至のオカマムエタイ戦士との対戦が決定した。

 キックボクシングイベント団体KNOCK OUTは2月12日に大田区総合体育館で行われる今年初のビッグマッチ『KNOCK OUT FIRST IMPACT』で、タイを主戦場とし、本場ムエタイを熟知している“キック界のプリンス”石井一成と、現在タイで大人気の“オネェボクサー”ノンロス・バーンジャロンスックが対戦すると発表した。

 メキシコのルチャ・リブレのオカマレスラーと同じくタイのオネェボクサーは珍しくない。日本では1998年にシュートボクシングに来日し、人気があったパリンヤー・ジャルーンポンが、女子プロレスラー井上京子と異種格闘技戦を行い勝利を収めた試合は、当時各局のワイドショーでも取り上げられるほど話題を集めた。

 “最恐ムエタイオネェ”のコピーがつけられたノンロスは、女子ボクサーのようなコスチュームで試合を行うが、8歳からムエタイをはじめ現在ラジャダムナンフライ級6位とランキングに入っている21歳の強豪選手。主催者は「荒々しい肘・パンチを得意としているノンロスと石井の試合は激しくなるのは間違いない」と期待を寄せている。19歳にしてフライ級最強を目指す石井にとっては、負けられない一戦なだけに世間的にも注目される今回の試合をしっかり勝っておきたいところだろう。

 今大会は、“神童”那須川天心の2018年初戦(カード未定)、宮越慶二郎対重森陽太、町田光対高橋一眞のスペシャルマッチ、そして今年上半期の目玉となる『スーパーライト級トーナメント』(8選手参加)の開催が発表されているが、“ふくらはぎ女子”として人気急上昇中の女子ファイター小林愛三が、RIZINに参戦し、あのRENAとも対戦している“ジョシカクファイター”イリアーナ・ヴァレンティーノと対決することが発表された。

 主催者は「昨年5月に始まったROAD TO KNOCK OUTに出場後、KNOCK OUTのリングへこれまで3回上がっている小林愛三。見た目や話方からは想像つかない、男子選手顔負けの迫力ある試合をする小林と対戦するのは、RENAと2度の対戦経験があり、長い手足でミドルキックを巧みに交えながら積極的に前に出るファイトスタイルのイリアーナ・ヴァレンティーノ。威力を持つ右のキックに、試合中ずっと動き続けることができる豊富なスタミナを持つ愛三とイタリア女子キックボクシング界の新星の激闘を楽しみにしてもらいたい」とコメント。

 石井一成、小林愛三と2018年のKNOCK OUTを若い力で引っ張ってもらいたいと期待されている両選手のカード発表により、2.12大田区大会の注目度がさらに高まった。

文・どら増田
写真提供・キックスロード

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