search
とじる
トップ > 社会 > 洋服を剥ぎ取り全裸にした後に暴行、はさみで髪を刈る…女万引き犯に地元民が復讐

洋服を剥ぎ取り全裸にした後に暴行、はさみで髪を刈る…女万引き犯に地元民が復讐

pic pic

画像はイメージです

 世界には治安が悪いと言われる地域が存在する。メキシコも、治安が悪い国の一つに挙げられることが多いが、実際に凶悪な事件も多く起きているようだ。

 海外ニュースサイト『The Sun』は5月21日、メキシコ・チアパス州で2人の女が地元民から暴行を受けたと報じた。同記事によると、女2人は同州にあるセバスチャン・エスコバル・マーケットで何回も服を盗んでいて、地元民は、女2人が万引きの常習犯であると知っていたそうだ。ある日、女2人が万引きを試みたとき、犯行現場に居合わせた何人かの人々が女2人を押さえつけて服を剥ぎ取り、暴行を加えたという。同記事が公開した動画には、上半身裸にされた女性らの周りに5人ほどの男女が集まり、ズボンと下着をはさみで剥ぎ取って、女2人をほぼ全裸にする姿が映っている。動画では、必死に体を隠す女2人を無理やり押さえつけ、胸のあたりまであった女性の髪を根元のあたりからはさみで躊躇なく切る様子も確認できる。動画は現場にいた人によって撮影され、ショッキングな動画はSNS上で瞬時に拡散された。

 暴行を加えられた後、女2人は地元民らによってその場から去ることを許され、互いを支え合うようにして裸のまま姿を消したそうだ。同記事によると、警察が現在、女2人が暴行を受けた件を捜査しているかどうかは不明だという。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「万引きもいけないけど、女性に対してここまでのことをするなんて狂っている」「少なくともメキシコで万引きをすべきではないことを学んだ」「警察がすぐに動かないあたり、こういった事件はよくあるんだろうな」といった声が挙がっていた。

 海外のビジネス情報を提供する独立行政法人『JETRO(日本貿易振興機構)』は2019年5月、メキシコ内務省が2019年第1四半期の殺人と過失致死の発生件数が1万2842件に上り、前年の同じ時期と比べて22.5%増加したことを発表したと報告した。殺人事件の件数はここ4年間で倍になっているという。また、外務省の「海外安全ホームページ」を見ると、メキシコには治安の悪さから渡航を禁止している地域がいくつか記載されている。同ホームページ内では、メキシコ全土で誘拐や殺人などの凶悪犯罪に遭う可能性があることや、治安の悪化に歯止めがきかないことも報告されている。

 実際にメキシコに訪れたことのある人からは、「比較的安全だと言われていた地域に滞在中、たった数週間の間で銃声を数回聞いて怖かった。現地の警察署長が殺されたらしい」「ほとんどのバスの窓に銃痕があった。運転席に多かったので、理由を聞くと『強盗の仕業。強盗は最初に運転手を狙うから』と言われてゾクッとした」などの声が挙がった。

 今回の一件は、女の万引きが引き金となったが、犯罪率の高さを見ると、観光客も訪れる際には十分な注意が必要だろう。

記事内の引用について

Furious crowds strip female suspected shoplifters naked, batter them, then cut their hair(The Sun)より
https://www.thesun.co.uk/news/9123096/crowds-strip-female-shoplifters-naked-batter-them-cut-hair/

殺人事件数が4年間で倍増、邦人被害の85%は窃盗と強盗(JETRO)より
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/eda6a64e0dcd2528.html

メキシコの危険情報【一部地域の危険レベル引き上げ等】(外務省 海外安全ホームページ)より
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2018T024.html#ad-image-0

関連記事


社会→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

社会→

もっと見る→

注目タグ