騒動の発端となったのは、ギャグ漫画家の「おたみ」氏が26日に投稿したあるツイート。そこには「これは酷い。通知で知ったんですがゲームの公式アカウントが僕の漫画を一語一句パクってます」とあり、『王に俺はなる』の公式アカウントがツイートした広告と、自身が昨年12月にアップした漫画を再度投稿。漫画ではサラリーマンの男性が電車内で電話する様子とともに「え? クビ? 住宅ローン抱えた私がですか?」というセリフが書かれていた。一方、『王に俺はなる』の広告では中国人の男性が「え? クビ? 住宅ローン抱えた私がですか?」と涙を流していた。
「おたみ」氏はツイートの中で「僕は公園の水道水を飲んでる限りなく無職に近い漫画家。そこからパクるなんて涙も公園の蛇口のように止まりません」と苦言。このツイートにネットからは「運営ひどいですね…」「訴えてもいい気がする」「絵とフレーズがちぐはぐすぎて悪意しか感じない」と同情する声が多く集まっていた。
これを受け、『王に俺はなる』公式ツイッターアカウントは同日、広告を削除した上でツイッターを更新。「この度弊社の広告について、おたみ様の漫画をパクリしたとご指摘いただきました。広告代理店の関係者に確認したところ、模倣したとの回答がございました」と、“パクリ”を認めた。「現在は当該広告の配信を停止し、おたみ様に謝罪いたします」とコメントし、「ユーザーの皆様方をお騒がせしてしまい、誠に申し訳ございません」と謝罪した。
『王に俺はなる』のCMについては、「謎すぎて面白い」「見かけるといつも笑う」という感想も聞かれていただけに、今回パクリ騒動が起こってしまったことを残念がるネットユーザーの声も多く見受けられた。
記事内の引用について
おたみ公式ツイッターより https://twitter.com/otamiotanomi
『王に俺はなる』公式ツイッターアカウントより https://twitter.com/wagayabou