3走前の未勝利勝ちをきっかけに変身を遂げ、まさに別馬のごとしだ。とりわけ食欲はおう盛で、以前の倍近い6〜7升のカイバを食べているというから頼もしい。毛むくじゃらだった毛ヅヤもピカピカしている。
デキの良さとパワーアップの跡は、成績を見ても一目瞭然。昇級戦は出遅れる不利がありながら、牡馬相手に4着と健闘。前走のフラワーCはメンバー最速の差し脚でアタマ差2着と肉薄しており、実力を疑う余地はない。
持続力のある末脚は東京の2000mと最適の条件を得て、一段と威力を増すことは必定。好走条件が整ったここは、一気呵成に初重賞制覇を達成する。
相手筆頭は“白馬”のユキチャン。前走のミモザ賞は休み明け、昇級戦、一気の800m延長という“三重苦”を克服したように、実力も備わっている。