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“元K-1ジャパン王者”天田ヒロミが白血病と闘うライバル、ノブ・ハヤシと友情タッグ! アントニオ小猪木は女子にKO負け

 かつて、一大ムーブメントを巻き起こしたK-1。そのマットでしのぎを削ったのが、天田ヒロミとノブ・ハヤシだ。

 2人は04年6月26日、K-1ジャパン・グランプリ決勝戦で対戦。天田が判定でノブを下して、日本の頂点に立った。

 その後、K-1は衰退の一途をたどり、活動を停止(現在のK-1は別組織)。天田は新たな戦場をキックボクシングのリングに求め、近年IGFなどプロレスのリングにも上がるようになった。

 一方、ノブは09年1月に急性骨髄性白血病を発症。いったんは快方に向かい、同年11月にエキシビションマッチを行ったが、10年1月に再発。長い闘病生活の末、13年11月3日、「チャクリキファイティングカーニバル」で公開スパーリングを行ったが、その相手を務めたのが、かつてのライバルである天田だった。

 その後、今年8月、2人はお笑いコンビ「1-K」を結成して、「キングオブコント2014」に挑んだが、それはコントの舞台でのこと。公開スパーでから1年の月日を経て、再びリングという同じ舞台に立つことになった。

 11月27日、東京・後楽園ホールで開催されたASUKA PROJECTのプロレス興行で、天田がプロレスラーの鈴木秀樹(フリー)と対戦。そのセコンドにノブが付き、夢の合体を果たしたのだ。

 試合は鈴木がいきなり場外戦に持ち込み、セコンドも加勢。大乱戦のなか、突如、海賊男が現れ、天田に手錠をかけると、たまらずセコンドのノブもリングに上がり、両軍大乱闘となって、無効試合の裁定が下った。

 試合後、天田は「汚いことばかりやりやがって。久々に鈴木選手と試合できると思ったのに、悔しい。どこのリングでもいいから、もう一度やりたい」と再戦を希望した。

 ノブはBLADE12・29大田区総合体育館大会で、6年ぶりの復帰戦に臨むことが決まっている。

 また、11・27後楽園には、アントニオ猪木のモノマネでおなじみのお笑い格闘集団・西口プロレスのアントニオ小猪木(身長158センチ)も出場。小猪木は先頃、モデル・瓜谷はるみ(身長182センチ)との実に24センチもの“身長差婚”を発表したばかりで、「J-Girls」の女子キックボクサー・難波久美(契明ジム)と異種格闘技戦を闘った。

 試合は3ラウンドに入って、難波がローキックで立て続けにダウンを奪い、3ノックダウンで小猪木がTKO負け。

 独身最後の試合で、女子選手に惨敗を喫した小猪木は、「身長差は得することが多い。彼女が高い所に手が届くし…。家庭が不仲、家庭内別居、離婚に至らないようにしたい。家庭では猪木さん(バツ3)を見習わないようにしたい」と、試合そっちのけで、結婚に向け抱負を述べていた。

 なお、同大会のメーンイベントでは団体代表の篠瀬三十七がジ・ウインガー、真霜拳號と組み、“邪道”大仁田厚、矢口壹琅、アズール・ドラゴンと対戦。篠瀬は大流血に見舞われながらも、バズーカエルボーでドラゴンを仕留め、初進出となった後楽園大会を締めた。

(ミカエル・コバタ)

※ASUKA PROJECT公式ホームページ
http://www.asuka-pro.com/

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