「『高校生クイズ』がスタートしたのは1982年。当時、日本テレビの人気企画だった『アメリカ横断ウルトラクイズ』の弟分番組としてはじまりました。『ウルトラクイズ』のエントリーが18歳以上からのため、高校生向けの番組を立ち上げたのです。当初は同じ高校に通う3人1組でエントリー。知力ばかりでなく、走る、叫ぶといった体力を使うクイズも多く行われていました」(放送作家)
「高校生クイズ」の出場校には、名だたる全国の進学校が並び、そのルックスはメガネが似合ういかにも「クイズオタク」な面々であった。しかし、ここ数年は変化が生じている。
「2008年からは『知力の甲子園』と銘打って、大学院レベルの問題を出し、それを解く秀才高校生たちの姿を映し出していました。2013年からは、かつてのチームワークスタイルへ戻りますが、女性の出場者が増えたほか、男女コンビでの出場など、さわやかなリア充ぶりが前面に押し出されるようになりました。かつて存在していた泥臭さが失われてしまうのは残念ですね」(前出・同)
炎上を受け、今年の「高校生クイズ」はどうなるのか。実際の放送が気になるところだ。