事の発端は今年8月、「マクドナルド金沢有松店」で、客がソーセージエッグマフィンを食べた際、複数の異物が混入していることに気がつき、「白い小さな塊が入っている」と店側に申し出たもの。
それを受けた日本マクドナルド社が鑑定会社などを使い調査を実施し、金沢市保健所に報告書を提出した。
金沢市保健所の発表によると、混入していた異物は「人の歯のかけら」だったとのこと。そして、気になる「原因」については、パンを製造した愛知県内の工場や、ソーセージを作ったアメリカ・イリノイ州の企業を調査したが、わからなかったと結論付けられていたという。
日本マクドナルド社は「お客様に安心して召し上がっていただけるよう引き続け努めていきたい」とコメントしている。ただし、現在のところ今後の原因究明や再発防止策などは発表していない。
混入が製造段階で入ったものなのか、消費者段階だったのかなど気になることはたくさんあるのだが、どのように真相を明らかにしていくのかについては不明。日本マクドナルド社は以前にもポテトに歯を混入させる事案が発生しており、これが初めてではなく、不安の声を上げる人もいる。
業績を回復したと言われる日本マクドナルド社だが、今回の件が足を引っ張ることになる可能性も否定しきれない。食の安全は人間の生命に重大な影響を与えるだけに、外食産業にとって「異物混入」は致命的。一刻も早く、経緯や原因を明らかにする必要がある。